屋根工事
屋根の葺き替え、補強など
屋根は家を長持ちさせる重要な役目があります。
デザイン的に良くても、水はけが悪かったり、落ち葉・ゴミがたまりやすいと、雨漏りの原因にもなります。基礎をしっかり作ることが必要です。
※検討をつけて頂くための目安ですので、ご注意下さい。各商品の価格・施工費についてはご連絡ください。
費 用 | 20坪 / 60万円〜 |
工事期間 | 3日〜 |
保証期間 | 10年間(メーカーにより異なります。) |
選ぶときのポイント!
屋根材料の種類
●金属系
亜鉛メッキ鉄板がよく使われています。他にもアルミニウムや銅板・ガルバリウム鋼板が使われる場合もあります。瓦に比べて軽く、屋根の勾配も緩くすることができます。
●スレート系
石綿とセメントをミックスして作る石綿スレートが代表的です。最近では無石綿のものも開発されました。特長は軽く、カラーも豊富です。割れやすい欠点もありますが、差し替えも容易です。
●瓦系
日本瓦と洋瓦があります。日本瓦は日本の風土にあっているため、耐水性、断熱性、遮音性、耐久性などの面で大変優れています。反面、重く、コストが比較的高く、割れやすいという欠点もあります。
●セメント系
セメントと細骨材(砂)のモルタルが原料の瓦。スレート系より材料が厚く、その分屋根にどっしりとした印象も和型から平型までいろいろ。[コンクリート系]立体感のある形状が多いので、洋風住宅向き。
屋根材のメンテナンス | |||
種類 | 耐用年数 | 塗装について | |
スレート系 | 化粧スレート(人造スレート) | 30年〜50年 | 美装目的で塗装 (10〜15年に1回程度) |
天然スレート | 半永久的 | 無し (退色なし) | |
粘土系(瓦) | 釉薬瓦(陶器瓦) | 半永久的 | 無し (20〜25年褪色なし) |
無釉瓦(素焼き瓦) | 40年〜50年 (ヨーロッパ製は 釉薬瓦より短い) |
無し | |
金属系 | ガルバリウム鋼板 | 素地で40年 | 美装・耐候性目的で塗装 (フッ素樹脂塗装の場合 20年に1回程度) |
銅板 | 素地で50〜60年 | 緑青(自然酸化) | |
セメント系 | 厚型スレート (プレスセメント) | 30〜40年 | 美装目的で塗装 (15〜20年に1回程度) |
コンクリート | 美装目的で塗装 (15〜20年に1回程度) |
屋根材の選び方
●木造住宅の場合 屋根材の重量が構造計算結果に影響します
木造の耐震性を確保するため、建築基準法では、重量が大きい瓦葺きの建物と、金属、スレートに類する軽い材料で葺いた建物に分け、壁量の計算を行う際、係数を変えています。つまり、軽い屋根のほうが、壁の量が少なくていいということになります。
●素材により最低屋根勾配の規定が異なります
素材によって、最低屋根勾配の規定があります。これは屋根材の形と屋根の葺き方に関係し、雨漏りを起こさない工夫からきています。屋根の勾配は住宅の外観に大きく影響することから、外観のデザインと合わせて屋根材を選択する必要があります。
●防火対策
屋根の構造は、地域や建物の構造により、建築基準法で防火対策が規制されています。現在はその観点から、屋根材はすべて不燃材が使用されています。ただし茶室など面積の小さい建物は、条件によっては、緩和措置がとられています。
戸建て屋根の場合
遮熱・断熱効果のある材料・塗料を採用すると、暖房費やメンテナンスコストが節約でき、トータルコストを抑えることができる場合があります。また、屋根断熱を施すことにより、屋根裏やロフトスペースが夏でも快適になり、有効生活面積を増やすこともできます。フォームの場合は、足場をかける費用がかかるので、外壁のメンテナンス時期も近いようなら、一緒にリフォームするのが良いでしょう。